顧客満足とはなにか ~ スーパー銭湯にいたときに感じたこと ~

先日スーパー銭湯に行ってきました。
最近スーパー銭湯ブーム再来を感じさせるかのように混雑しており、サウナが満員電車のような大盛況!!おじさんでいっぱいでした。
お湯に浸かるのも隙間に浸かるといった感じ、
「これは・・・クレームが上がるレベルでしょう」
と思ったのですが、みんな和気あいあいとした雰囲気でみんな疲れを取りに来たという目的を達成しているようだったのです。
こんなに混んでいるのに、疲れるわけでもないし逆に活気をもらった気がします。不思議な感じですよね。

今まで超混みのスーパー銭湯に行ったときは「2度と来るか!!」と思って本当に5年くらい行かないこともあるのですが、今回のスーパー銭湯はもう一度違う日に来てみたいと思わせる何かがあったのです。

同じ混雑なのに、「次も来てみたい」と「2度と来るか!!」この差って気になったので考えてみました。
私の場合、銭湯に期待する点は
1.水や洗い場・サウナが汚れていない
2.脱衣場の床がキレイ
3.うるさくない

どちらも汚れについてになります。明日への活力をつけるために、汚れや疲れを落としに来ている場所なんで当然の期待じゃないでしょうか。
この2点が満たされれば、混雑は構わないということだったのです。

今回は、たくさんの人が入浴してたにもかかわらず、風呂の水がきれいだった。サウナも同様に汗臭さが気にならないくらいキレイだった。
脱衣場の床は従業員の方が頻繁に拭いており、大勢の人が服を着たり脱いだりしてもすぐにキレイにされていました。
期待する点の1.2.を満たしていたということになります。
また、大きな声を出す人がいなかった、たくさんの人が入浴していたので隣の人への気遣いがあったのかもしれません。これは混んでいるからこその効果があったのでしょう。

最近この3点を満たしているスーパー銭湯がすごく減ったことに残念でなりません。
サウナが汗臭かったり、脱衣場の床に毛がいっぱい落ちていたりが多いです。
また1.2.を満たしていても、入浴する人が少なく大きな声で会話する人がいることもあります。
そのように考えてみると今回のスーパー銭湯が良い形なのかもしれません。

今回私は一人で伺ったし、いろんな条件で見え方が異なると思います。
一定の不利な条件下でもお客様の求めるものを叶える努力をすれば満足をすることもあるし、また有利な条件下でも努力を惜しむと満足しないということを再確認する良い機会になりました。